東京:洗足池の源流探し
お昼ごろから見始めて、2時間くらいかけて勝海舟記念館をまわりました。
遅めのランチを食べて、洗足池からすぐのところにある、AOI COFFEEさんでちょっと一息。
さて? とりあえず、洗足池を一周する? と池に戻ってきました。
石…入口のところにある石碑です。
石の文字は課題ですねぇ…。
まーようは、各村々が協力し合って中原街道を整備しました記念碑だと思われます(適当)裏に、村長さんたちの名前がたくさん書いてありました。
前に出したかな? 洗足池公園 看板。
(私が写りこんでるのはご愛嬌)
清水窪湧水などを主な水源とし…って書いてありますね。
今回はこの清水窪湧水を探しに行くことになります。
コトの発端は、洗足池を歩いている途中に出てきた、この水路。
このあたりです。
黄色い印のところから撮った写真。
「どこまで続いてるんだろうね?」
「えっ? 行ってみる?」
というわけで、なんの下調べもなしにとりあえず水路を遡りますww
地図の矢印のくらいのところで、水の流れは道路の下へ。
(ん〜?? ここまでかなぁ?)
と思ったのもつかの間、「清水窪湧水から流れ出ています(←1.4km)」的な看板が。
1.4kmが近いのか遠いのかは人によりますが、まぁ20分くらいでつくよね?
一瞬、自転車を取りに行こうかと思いましたが、まぁ歩くか〜ってわけで、そのまま源流方面へ。
googlemapにて最短ルートを辿ったら、途中そこそこな坂をのぼり
「これは川の流れじゃないよね?」
「絶対あっちの下ってるところがルートだよ」
なんて、大田区の閑静な住宅街で盛り上がる謎な人たち…。地味に楽しい。
最近、高低差萌えがわかる気がしてきました。
ここにも清水窪の文字。
そんなこんなしながら高低差にキャッキャしてたら、あっという間に清水窪湧水に到着。
東京名湧き水57選らしいです。
ぁ、57選のうちの6番目らしいです。(57…って…半端な…。57/100とかかと思ったよ…)
水子地蔵さんですね。きれい。
このお地蔵さまは人の世のあらゆる苦しみを代って受けて下さる尊い仏さまです。
とくに流産中絶などにより迷える水子の霊が完全成仏出来ますよう、無事安産で来るよう、幼い子が健全に育つよう、学業がよく進むよう、或は心身の病苦で困っている人、家庭不和を悩む人など、その他どんな事でもこのお地蔵さまに一心にお願いすると、必ず打開の道を得られます。
毎月二十六日 午後一時よりご先祖様、ならびに水子供養を行っていますので、希望者は御申しでください。
俗称 清水窪辨財天の由来
この辨財天社は江戸時代初期の頃、この地の所有者(北千束一の一四の八番地在住)岸田家先祖がこの地にこもる霊気を感じて祀られたものである。
当時はうっ蒼とした杉の森で昼でも天日を見ることができないくらい茂っていたそうだ。
この地に湧き出す清水は今日でもどんな干天になっても絶えることがない。
その昔は白蛇の姿を見たこともあるという。
霊気は物すごいまでに強く邪心を捨てて一心に念願すると不思議に叶えられるので遠近各地からの参拝者が絶えない。
現在は神格が昇って左の如く祀られている。
清水窪辨財天昇格改称
天八大龍王神
旧大森区史によると、この地は大古大森海岸の入り江の奥にあたり、更に低地にあたる洗足池や小池などは当時の海の名残であると記されている。
庵主
清水窪湧水。
池の長さ約20m。池の小島の小さな祠には弁財天がまつられている。
この湧水は武蔵野台地の端、千束の谷がつきるところにあり、旧村落の頃、この付近一帯を清水窪と呼んだのも、この地形のためである。
ここから湧き出る水は洗足池の源流となりかつて千束の谷が田畑であった頃、用水として水田を灌漑していた。
本区のみならず東京都内に残された数少ない湧水池として貴重である。
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ふむ、れんちゃんで看板3つ読みましたね。
「大古大森海岸の入り江の奥にあたり、更に低地にあたる洗足池や小池などは当時の海の名残である」
「武蔵野台地の端、千束の谷がつきるところ」
地形に関することがいくつか出てきましたね。
ふーん?? と思って、洗足池周辺を5mメッシュと重ねてみました。
左隣の川は、呑川ですね。
清水窪湧水は清水窪小学校の少し北に行ったところだったので、ほんとに窪地だったことが良くわかります。
大岡山が、岡っぽく山っぽく、小高いところにあるのも見てとれますね。
重ねないバージョン
めっちゃ窪ってるじゃんっっっ⁽⁽( ˊᵕˋ )⁾⁾
大森海岸?大森村との位置関係。
(なるほど? 江戸の大森村あたりからは、ちょっと距離がありそうですね。古代大森海岸はどんな感じだったのかな~??)
こっから先、看板シリーズ続きます。
ちょっと看板多すぎて、いまいち理解に追いつかないので、わかる方、私に解説してください⁽⁽( ˊᵕˋ )⁾⁾
奥からいきます!
三社大口真大神
・三峯大神 伊奘諾・伊弉冉尊
・宝登大神 神日本磐余彦尊
・御嶽大神 国常立尊
この御神名は埼玉県の奥秩父に祀られている三社を総称していう。
これらの神々は国土安泰の為に尽された神である。
常に信仰すれば堅義性が培われ、偏狭心が矯正され、何事にも責任を持ち多くの人々と協調が出来るようになり、近隣や友人から喜ばれる人となる。
そして特に盗難、火難、事故災難からその一身一家を守られるようになる。
三徳大明神
この御神名はその字が示す如く三つの徳を持つという意味である。
即ち天徳・地徳・人徳を総称したものでありこれを人の精神に表せば、智・仁・勇となる。
智は利害を超え天地公正にして大衆に正しき道を示し、仁は平等なる恵み、勇は努力精進を表わす。
熱心に信仰すればこの三徳が兼備され常に豪放磊落(ごうほうらいらく)、物事にこだわらず天地より信頼協力が得られ指導者としてすばらしい力を発揮することができる。
天圀蔵五柱五成大神
・天日端穂造美尊 すべてのものを豊に収穫する神
・天豊穀食類媛命 穀類を豊熟させる神
・天豊宇気比媛命 気候風土を順調ならしめる神
・天太田地土命 田畑を守る神
・天大市比売尊 売買市場を繁盛させる神
五柱五成とは五柱の神によって五つの道を成就させるという意味である。
稲荷神として最高権威を持つ神であり総ての稲荷神を統合融和せしめ、社会生活を完全に守護するものです。
常に信仰すれば自然と人の心や物事を透察する感知力が強くなり、事業上にすばらしい働きが出来るようになります。
天五色大天空神
古来天狗神ともいわれ、不思議な神通力を具えその名の如く天空を自由に飛翔し人心を救済、能く諸願を成就する。
常に信仰すれば豪貴不屈の精神が養成され、他をも融和し人心を統合してあらゆる事業面に、又、新規開拓の分野にすばらしき御加護を下さる。
なお、その威神力は交通安全の守護神として特に航空関係の安全にすばらしき働きをして下さる。
馬頭観世音
畜生道の教主としての観世音であり、その救済力はあたかも転輪聖王の宝馬が四方を馳駆(ちく)一切の魔性煩悩を摧伏することを本誓とする。
馬字を頭にするのは、正馬が持つ天性を菩薩行に表現し、生活上起しやすい色欲財欲による悩み、又、親子夫婦嫁姑間などにおける反目斗争による苦しみからの救済。
なお疾風迅雷の如き速さとその活動従順と忠実性は能く、交通安全の守護神としてすばらしい働きをして下さる。
肩・足・腰の痛みなどに に不思議な加護あり。
天大国主之命
この神は地神の祖として、出雲の国にその本社が祀られており、出雲大社として有名である。御神德は福德慈悲を現し、熱心に信仰すれば自然と感謝融和の心が涌き、家庭を円満に導いて下さる。
又、特に縁結びの神として不思議な霊験を顕わす。
多分これで網羅した?かな??
なんか、一周するだけで、人生のほぼほぼのお願いごとができそうなくらい、いろんな神様が集まってますね。
肝心の湧き水は、これかなぁ??
チョロチョロと絶えず水が流れていました。
洗足池の近くは、そこそこ水量があったので、今なお、現役の湧水であることがわかります。
で、ワイワイしながら遡ってきた源流は、桜のプロムナードと名前がついてるらしいです。暗渠ですね。
東京湾までそそいでいるのだとか!
洗足流れを通り、馬込桜並木(旧内川)から、大森ふるさとの浜辺公園へつながっているみたいですね。
9kmだって。歩けるね?w 2時間くらいかな。
帰り道は、そんな桜のプロムナードを辿って洗足池まで帰ってきます。
帰り道も、
「もうこの道の雰囲気は、絶対暗渠ですね」
「(4m道路の)ここが暗渠で、ここからむこうは道路を作るために削ったところだよね。」
「(小さな十字路で)ほら、左右両方とものぼってるよね?」
とか、また住宅街で盛り上がるww
やー、楽しいな(笑)
看板ばかりじゃなくて、もっと道の雰囲気の写真をとっておかないとね。(いつも反省する)
洗足池に帰ってきたときにはすっかり夕暮れ。夕焼けを見ながらしばらく池のほとりで休みます。
ご一緒した方とは、洗足池で別れて、私は国分寺崖線の上をフラフラと自転車で走りながら帰宅。
富士山は雲に隠れちゃったけど、キレイに焼けましたね。
ちなみに、これが国分寺崖線。
この国分寺崖線を渡るようにジグザグにルートを引くと、ご近所だけでイイ坂練になるんじゃないかと思ってるのは内緒♡